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おすすめの英語学習向け映画18選!効率的な勉強方法も紹介

えいじ

映画を使った英会話学習って実際効果あるの!?

このような疑問について本ブログでは解消します。

✓この記事はこんな人向け

こんなお悩みを解決

  • 英会話学習に効果的な映画を知りたい

  • 映画を用いて具体的な英会話学習方法を知りたい

  • 英会話学習を楽しく続ける方法を知りたい

✓本記事の執筆者について

本記事では、上記の悩みに対して以下3項目の観点から悩みを解決します。

  1. レベル別英会話学習に向いている映画を紹介

  2. 映画を活用した効果的な学習方法

  3. 英語学習に最適な映画の選び方

この記事を読み終わったら、映画を通じて英会話学習の進め方が掴めている状態になります。

自分のレベルに合った映画を紹介しますので、参考にしてくださいね

とも

映画で英語学習する4つのメリット

はじめに、4つのメリットを交えて「なぜ英語学習する上で映画が良いのか」について解説します。

このメリットを理解するとより英語学習が楽しくなります。

ひとつずつ見ていきましょう!

実践的な英会話学習に向いている

映画で使用される単語やフレーズは、英語圏で幅広く使われるものが多いです。

万人に理解してもらえるような作り方をしているからです。

クセの強い映画でない限り、日常で頻出する英単語が多く出てきます。
日本で学ぶ形式的な表現よりも、より現地で活用しやすい英会話が学べる点がメリットと言えます。

筆者も最近の映画などを見て流行りのフレーズを学ぶことが多々あります。

楽しく英語学習ができる

座学と違い、自分の好きな映画を通じて英会話学習できるので続けやすいです。

メリットとして挙げる理由は、英語取得を目指すのであれば継続して勉強することが重要だからです。

もちろん一朝一夕では身に着かないので、ハードルの低い映画から勉強してみましょう。

加えて、海外文化にも触れることができるので一石二鳥ですね。

自分の好きなジャンルを探してぜひ英語取得に活用していきましょう。

リスニング力や発音力が上達する

映画を観ることで、ネイティブの会話スピードや発音ルールを学ぶことができます。

大体の映画はネイティブスピーカーが会話しており、実際のテンポで会話を展開します。

それらを繰り返し聞くと徐々に耳慣れしてくるのを実感できます。

アメリカンTやリンキングといった発音ルールはTOEICの勉強などでは中々触れる機会がありません。

そういった発音ルールも含め映画で学べるのは大きなメリットです。

豆知識

英語には発音ルールが大きく分けると5つあります。(分け方は書籍によって違う)

【発音ルール例】

  • アメリカンT・・・アメリカ英語の "t" が含まれる単語は "t" を発音せず音声変化をするルール

  • リンキング・・・会話のスピードやリズムを整えるために、単語と単語を繋げて発音するルール

記憶に残りやすい

英会話フレーズが映像とリンクするので記憶に残りやすいです。

映画だとそのフレーズを使っている場面を視覚で疑似体験できるからです。

机に向かって勉強したりオンライン英会話だと、その場で発声できますがテンポや臨場感を感じづらい側面があります。

一方で、映画であれば人目を気にせず口に出したりすることでスピード感やリズムをインプットしやすくなります。

映画で英語学習する際の注意点

映画で英語学習するメリットがある一方、最低限抑えておきたい注意点もあります。

この注意点を抑えていないと、英語学習が無駄になる可能性があるからです。

以下、3点は始める前に確認しましょう。

現実的な話をすると、英語が全くできない人に映画で英語学習はオススメしません

とも

基礎レベルの英語力を身に着ける

前提条件として、基礎の英語力は必要です
少なくとも中学レベルの英語力が求められます

会話のテンポもゆっくりではない上に、非常に多くの単語が出てくるからです。

幼児や児童向けの映画でもそれなりの文法理解や単語数が必須となります。
少なくともそこはカバーできるように中学英語は抑えておきましょう。

スラングが多い映画は避ける

スラングとは、特定の地域や特定の年代間で使われる「俗語」です。
これらは身に着けても、あまり英会話で活かす機会がありません

また、表現自体が失礼であったり不適切なケースも多かったりしますので、
コミュニケーションにおいてトラブルになることもあります。

特にアクション映画や刑事もの、古い映画などはこの傾向が強いので避けることをオススメします。

何度も観れる映画を選ぶ

当たり前ですが、1回見て英会話を取得できることはまずありません。

英語はインプットとアウトプットを何度も繰り返し行い身に着けていくものだからです。

従って、映画においても何度も繰り返し見ることでフレーズや発音、リスニングスキルを磨くことになります。

英会話が上達したいのであれば根気よく何度も繰り返し見れる映画を選びましょう。

映画を活用した効果的な学習法

次に、筆者の経験に基づいて映画を活用した英会話学習を紹介します。

大きな流れは、以下です。

この方法がコンテンツを楽しみながら、リスニングや発音を強化するベストな方法です。
実際に見ていきましょう。

筆者は大学時代に図書館にこもってこの方法を実践した結果、英会話の引き出しが増えました。

とも

ノートに聞き取れた言葉を書く

まずは英語字幕なしで、聞き取れたフレーズを準備したノートに書きこんでいきましょう
この時、一字一句綺麗に書く必要はありません。殴り書きでどんどん書いてください。

自身のリスニングレベルを図るためです。

また、通しでやるときついのでシーン毎にぶつ切りでやることを勧めます。

ポイント

  • 英語字幕なしでA4ノートにリスニングできた単語やフレーズを殴り書きする

  • 映画を通してでなく、シーン毎にぶつ切りで行う。

字幕ありで再度視聴する

ノートを取ったパートを再度英語字幕ありで視聴しましょう。

その際、聞き取れなかった単語やフレーズを赤ペンで追記していきます。

これをすることで、聞き取れない発音ルールとフレーズを明確にします。

この工程で、「え、このフレーズ全然聞き取れない」と焦る必要はありません。
特定の単語と単語が結びつくとこういう発音になるんだと理解することが非常に重要です。

ポイント

  • 英語字幕有りで再度同じシーンを視聴する

  • 聞き取れなかった単語やフレーズをノートに赤ペンなどで書き込む

  • リスニングできないフレーズと発音ルールを把握する

シャドーイングする

字幕無しで再度自分で取ったノートを見ながら映画に合わせてシャドーイングしましょう。

シャドーイングとは話者が喋ったことに対して1~2語遅れて同じ内容を発話することです。

これを行う利点はネイティブの発音が身に着きやすくなります。
また、シチュエーションに応じて適切な英語表現を脳にインプットすることが可能です。

特に映像を見ながらシャドーイングすることで、シーンと会話内容が結びつくのでより濃い記憶が見込めます。

これら一連の流れを反復して行うことを推奨します。

ポイント

  • 自分で取ったノートを見ながらシャドーイング

  • 発音とネイティブの言い回しが身に着く

この流れを反復して行うだけでも、英会話力のレベルアップを実感できます。

とも

英会話学習に最適な映画の選び方

本章では、あなたの英会話学習に最適な映画の選び方についてお伝えします。

選択する上で、様々な要素がありますが特に重要なことは以下2点です。



一つずつ詳しく説明します。

自分の英会話レベルに合う映画を選択する

1つ目が、自分の英会話レベルに合わせた映画を選ぶことです。

自己レベルとかけ離れた映画を選択してしまうと、聞き取れないストレスが発生してしまうからです。

最悪、継続できずに諦めてしまう可能性もあります。
それらを避けるために、自信がない方は子ども向けや短い映画を選んでみるのも手です。

自己英会話レベルを把握し、身の丈に合う映画を選ぶように心がけましょう。

現代かつ日常英会話が頻出する映画を選ぶ

古すぎる映画やスラングが頻出するアクション映画、専門性の高い映画などは避けましょう。

現代で使用しない言い回しや日常的なコミュニケーションで使用しないフレーズなどが多いためです。

例えば、歴史ものやSF、アクション映画は使いづらいフレーズが多いので避けましょう。

【レベル別】英会話学習にオススメの映画18選

それではここから、英会話初級者から上級者にオススメする映画を18本紹介いたします。

ぜひ、この中からお気に入りの1本を見つけて英会話学習に活用しましょう。

以下から該当ページまで飛べるので、自分のレベルに応じてみてください。

各レベル別に参考でTOEICの目安スコアも書いてるので、分からなければそれを目安にしてください。

とも

初級者におすすめの映画7選

中学英語レベルが一定あれば、聞き取ることができる映画を紹介します。

TOEICの点数に換算すると400~600点の間が目安になります。

アナと雪の女王

日本でも話題となったディズニー作品でアカデミー賞受賞作品である「アナと雪の女王」です。

子ども向けに制作されているので、難しい単語をあまり使用していない点が推す理由です。

姉のエルサは生まれながらにして持つ氷の力に悩まされており、妹のアナが姉を救い出すという姉妹愛を描いています。

続編である「アナと雪の女王2」も非常に英会話勉強にオススメです。
ミュージカルを随所に盛り込んでいるので、英語フレーズがリズムに合わせて覚えやすい点もいいです。

トイ・ストーリー

またまたディズニー作品がランクイン。
カウボーイ人形のウッディを中心に、おもちゃ達に待ち受ける様々なハプニングを力を合わせて解決していく映画です。

登場人物が子どもやおもちゃがメインなので、使われているフレーズも非常に単純です。

米国でも児童向けに今なお根強い人気を誇っています。
続編とスピンオフ作品含めて7作品展開されているので、飽きることなく英会話学習が続けやすい映画です。

となりのトトロ

3作品目がスタジオジブリ作品である「となりのトトロ」の英語版です。

物語の主役であるサツキとメイがトトロに出会い不思議な日常を送る内容の映画です。

どんぐり(acorn)やクスノキ(camphor tree)と所々で覚えにくい単語が出てきますが、
会話自体は非常にシンプル
ですので英語慣れしてない人でも聞き取りしやすいでしょう。

また、日本人の方にとっては馴染みのある映画なのでシーン毎の意味も理解しやすい点がおすすめポイントです。

魔女の宅急便

魔女の宅急便」もスタジオジブリ作品です。

ヨーロッパを舞台にしており、修行で旅に出た魔女のキキと黒猫ジジがひょんな繋がりから宅急便を始める話。

特徴として、日常的に使用できる英会話が多いこと。
仕事や恋愛、日常生活に関するシーンが多く盛り込まれている点が非常に良いです。

チャーリーとチョコレート工場

心優しい少年チャーリーが有名なチョコレート工場を見学するストーリーです。

物語の中心はチャーリーをはじめとした子どもたちと工場の主ウィリー・ウォンカ氏との間で繰り広げられます。
会話内容も子ども向けであり、発音が明確でありヒアリングしやすい映画です。

マダム・イン・ニューヨーク

英語が喋られないインド人女性のシャシが、とある理由でアメリカに来て家族に隠れて英会話学校に行くという物語。

映画の内容が英会話を勉強する女性の話になっているので使われる英語フレーズは易しいです。
加えて、シャシが英会話学校に通うシーンは視聴者にとっても非常に共感できるでしょう。

彼女の行動力や勉強の姿勢を通じて英語だけでなく大事なことが学べる作品です。

日常英会話を中心にした作品なので、初級者にはうってつけの教材です。

ターミナル

東ヨーロッパから米国に来ていた主人公が、祖国に戻れなくなり数か月空港で暮らすヒューマンドラマです。

初心者にオススメする理由は、本作品に出てくる主人公も最初は英語が喋れない所から物語が始まるからです。

多様な人との関わりの中で、主人公は少しずつ英語を身に着けていきます。
その点、英会話学習をしている自分にとっても刺激になること間違いないでしょう。

中級者におすすめの映画7選

次にTOEICの点数が600~800点の方向けの映画を7選紹介致します。

ここからは単語のレベルも上がりますが、特にネイティブ特有の言い回し(直訳では意味が通じない)が頻出してきます。

ぜひ、自信のある方は挑戦してみてください。
きっと知らなかった言い回しや新たな発見があるでしょう。

マイ・インターン

ロバート・デニーロが演じる70歳のシニアインターン・ベンが、アン・ハサウェイが演じる若手女社長ジュールズのもとで働く物語です。

ベンの人生観に触れ、ジュールズの心が少しずつ変容していく笑いありのヒューマンドラマです。

特に職場や私生活のシーンが多く英会話学習者にとっては実用的な英語を多く学べます。

ホーム・アローン

8歳の子どもと2人組の泥棒が繰り広げるコメディ映画です。

クリスマスの間留守番を任された8歳の少年が様々な方法で、家への侵入を試みる泥棒を撃退するお話です。

主人公が少年なので、比較的簡単な英語が多いので学習にオススメです。

ラ・ラ・ランド

アカデミー賞で6部門受賞したミュージカル映画です。

女優を志すミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)が出会い、
互いに励ましながらお互いの夢を追いかける物語です。

ミュージカル映画なので、歌うシーンが多いですが見ていて飽きないのと実用的なフレーズが多数出てきます。

また、日常生活の描写が多数あるので映画を通じて活用しやすい英語を学ぶことが可能です。

千と千尋の神隠し

2003年にアカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞した、スタジオジブリ作品です。

不思議な世界に迷い込んだ千尋が、両親を救うべく温泉宿で働く内容となっております。

使われている英語は比較的簡単で分かりやすいですが、
難しい単語が随所に出てくるので中級者向けとしています。

日本語で見たことがある人は多いとは思うので、英語でどのように言い回しにしているのかも注目してみてください。

モンスターズインク

モンスターズインクは、ディズニーとピクサーが制作したアニメーション映画です。

英会話の勉強になるのかと思ってしまいますが、
会話の内容は仕事やプライベートで使えるフレーズが多く頻出します。

会話のテンポが比較的に早い映画ですので、リスニング力を鍛えるのにオススメです。

ハリーポッター

全8作からなる「ハリーポッター」シリーズをオススメします。

主人公のハリー(ダニエル・ラドクリフ)が魔法学校に通う友人たちと様々な困難に立ち向かう物語です。

個人的には、後半作になるほど内容が専門的になってくるので中級者向けとしては、
一作目の「賢者の石」か二作目の「秘密の部屋」を推奨します。

加えて少し難しい点として、イギリス訛りの英語が劇中に出てきます。
これも自身の英会話能力を鍛える機会になるので、ぜひ挑戦してみてください。

幸せのちから

クリス・ガードナー氏という実在する人を題材にしたノンフィクション映画です。

セールスをしていたガードナー氏は、事業が軌道に乗らず落ちぶれ一人の息子とホームレス生活を送ります。
その中でも、たゆまぬ努力とどん欲さで億万長者になっていく話を描いています。

作中の英会話内容も実用的かつ分かりやすいフレーズが多く、英語圏における会話がイメージしやすいです。
そして何より、内容も非常に勇気が持てる作品で学習モチベーションが維持しやすいです。

上級者におすすめの映画4選

最後に上級者向けの映画を4本紹介致します。

いずれの映画も会話テンポが速く、様々な発音ルールが頻出する映画を厳選しました。

これらの映画を日本語字幕なしでヒアリングできるようになれれば確実に英会話力は上達しているでしょう。

早速見ていきましょう。

英国王のスピーチ

(引用元) 映画.com公式サイト

吃音症であった英国王ジョージ6世が、言語療法士の助けを借りつつ克服し国民の前でスピーチをする実話をもとにした映画です。

物語自体、イギリスの歴史的背景や政治に関する専門用語が出てくるため上級者向けとしています。
また、イギリス独特のアクセントも出てくるので聞き取りづらいパートも多々あります。

加えて英会話力の向上だけでなく、プレゼンテーションスキルや演説時の言葉選択など
普段の仕事で使えるような内容も多いので学びが多いです。

ソーシャル・ネットワーク

世界最大のSNSである「Facebook」立ち上げの裏側を如実に描いた映画です。

アメリカを形容する「ハングリーさ」が感じられる作品で、
学生同士の会話やサービスの立ち上げなど日常生活やビジネスで使用できるフレーズが沢山出てきます。

プロダクト開発のシーンや訴訟に関わるパートは専門用語が多く出てくるため、
英会話力をもう一段引き上げてくれる良い教材です。

ウォール街

(引用元) 映画.com公式サイト

ウォール街を舞台に出世願望の強い若手証券マンとどん欲な投資家との間で繰り広げられる買収劇を描いた映画。

全体的に経済用語が出てくるため、難易度が非常に高いです。
筆者も初回視聴した際は、7割ほどしか聞き取ることができませんでした。

ジャンルとしては金融サスペンスですので、外資系銀行への入社や日系銀行で海外駐在を実現したい方向けにオススメです。

マネーボール

最後は、統計学を用いて弱小貧乏球団オークランド・アスレチックスを常勝軍団に変えたノンフィクション映画を紹介します。

スポーツの用語や経営に関する会話が出てくるため、ビジネスパーソンに向いた映画です。

「セイバーメトリクス」とは、野球において各種指標を統計的に分析し選手を客観評価する仕組みです。
今でこそMLBの各球団はこの方法を用いてチーム編成を行いますが、2000年代初頭はメジャーな手法ではありませんでした。

それを、はじめて導入した実話でスポーツに興味がある人は英会話の勉強だけでなく楽しめること間違いないでしょう。

まとめ

映画を使った英会話学習は決して難しいものではありません

ただ、いくつかの注意点を理解し自分に合う映画を見つけることが非常に重要です。

本記事では、あなたにとって最適な映画の見つけ方や体系的な勉強方法を紹介しました。
ぜひ、紹介した映画の中から楽しみながら継続して学習できる映画を見つけてみてください。

続けた先に「英語って面白いな」とさらに思える世界が待っているはずです。
まずは一つの映画から英会話学習の世界に踏み入れてみましょう。



  • この記事を書いた人

とも英語塾塾長

塾長のともです! 米国→英国→マレーシアと8年海外で生活/商社→メガベンチャー/ 幼少期から社会人迄で身に着けた語学に関する勉強法を紹介/ TOEIC920点・中国語検定3級

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